ご挨拶
弊社は、明治20年(1887年)に、海南市阪井にて、お茶・桑苗等の生産を始めました。
旧高野街道に面していたこともあり、商人が、海南への牛舎にしゅろ縄等の特産品を積んで出荷した帰り、荷車に弊社のお茶や桑苗を持ち帰り田畑に植栽したと、祖父より、火鉢を囲みながら聞いた記憶があります。
終戦後、昭和23年頃(1948年)から、乱伐で荒廃した山を復興する動きがあり、山林種苗生産に転換しました。
昭和30年代(1955年~)は、250万本の取扱をした実績があります。
昭和40年(1965年)以降、公害問題、環境緑化への関心が高まり、山林種苗生産、緑化木生産、緑地建設を3本柱として、事業に取り組んできました。
昭和50年(1975年)に株式会社組織に改組し、住友金属(現・日本製鉄)の元請業者として、和歌山、海南、尼崎、此花の各事業所における緑化の取り組みに、設計から参画し、植栽工事、メンテナンスを続けています。
公共造園には、昭和52年(1977年)和歌山県知事許可一般から、平成15年(2003年)特定建設業許可に変更し、国交省、JH、県、市の公共工事も数多く手掛けています。
平成10年頃(1998年)より、此花にある住金の工場一部と、その周辺を利用した、アメリカ版、日本屈指のテーマパーク建設に参画し、パーク全体の植栽とメンテナンスを任され、現在も継続し、評価をいただいています。
大規模造園を手掛けた経験から、工場、マンション、倉庫、テーマパーク、ホテル等の造園設計施工会社として、全国に営業活動をしています。
また、ヒートアイランド現象の抑制を考え、屋上緑化、壁面緑化にも取り組んでいます。
近年、日本の山が見直され、バイオマス発電にも刺激され、山林用苗木が活況を取り戻しつつあります。
当社では、コンテナ苗の一貫生産に取組み、今後システムにて、工業商品化できるよう知恵を出し、日々努力しています。
今後ともお客様のニーズにお応え出来るよう、技術力の向上と、社員のモチベーションの向上に努めていきます。
会社の概要をご案内申し上げるに当たり、ご挨拶に代えさせていただきます。
代表取締役 井内 優